上段=上卓(うわじょく)に四具足(しぐそく)のお荘厳をします。四具足は左右対称に華瓶(けびょう)一対〈華瓶はこの項参照〉・正面手前に火舎(かしゃ)・その後ろにローソク立てを置きます。さらに、お仏飯をお供えする場合は、仏飯台を用いず、お仏飯一対を火舎の両側やや奥に供えます。

四具足とお仏飯(上卓上)
一般には華瓶と仏飯器が一直線に並ぶように図示されますが、実際には仏飯器をやや奥に、華瓶をやや手前に配置します。ローソク立てには常に朱色の木蝋を立てておきます。このローソク立てにローソクを立てて点火することはありません。
また、写真の上卓には左右の辺に筆返しが付いていますが、上卓には筆返しが無いのが正式と聞いています。
上卓は、真言宗の護摩壇を横に半分にしたもので、火舎や華瓶も護摩壇の具足だったそうです。筆返しがないのもこのためです。
※上卓が小型の場合=上卓に華瓶一対と火舎を置き、火舎の奥正面にお仏飯を供えます。上卓に華瓶と火舎を置くことによって、仏飯器を載せるスペースがなくなる場合は、ご本尊のすぐ前に仏飯台を置いてお供えすればよいでしょう。
※上卓がない場合=ご本尊のすぐ前に仏飯台を置き、お仏飯をお供えします。
また、須弥壇上に、お供物を盛る供笥あるいは高杯を左右対に置きますが、スペースがなければ、お荘厳の損なわれない程度に、前卓の両隣に置いてもかまいません。
供笥
供笥の方立は、向かって右側が上に乗るように立てると聞いています。 | 高杯
正式の仏具ではありませんが、供笥の代用として用いられることがあります。 |