| 9.仏壇の荘厳 |
|
|
| 11.仏花の意味 |
| 10. 灯明の意味(ローソクの火はなぜつける?) | |
|
お荘厳の基本となるのが三具足(みつぐそく)であることは前項で述べましたが、それでは、これらの仏具を用いてローソクに火をつけ(点燭=てんしょく)、お花を立て、お香をくべるのはいったいどんな意味があるのでしょうか。 まずは、ローソクの火について味わってみましょう。 ローソクに火をつけるのはなぜか?。ある人は「単にお仏壇の中を明るくするため」と思っているかもしれません。また、もっと現実的に「お経を読む時のあかり」と考えているかもしれません。 しかし、それでは肝心なことが抜けてしまっています。というのも、お荘厳とはご本尊の如来さまを美しくお飾りすることでした。しかも、単なる飾りつけではありません。如来さまが私に向けて下さっているお心を深く味わう上でのお飾りなのです。 ですから、ローソクの火も、確かに私がつけるのですが、ついた火は如来さまのお徳として味わうことが大切になってきます。
もう一面は“熱”で、これは如来さまの慈悲を表すと言われています。熱が氷を解かすように、お慈悲の“温(ぬく)もり”が私の固く閉ざした心を解きほぐして下さいます。またその炎からも、休むことなくはたらきかけて下さっている如来さまのお慈悲の心が伝わってくるでしょう。 このように味わってきますと、ローソクの火がこれまで以上に輝いてくるのではありませんか。 なお、ローソクの色は、一般に平常や悲しみの時は白、慶びの時は赤を用います。また蛇足ながら、お仏壇のためには洋ローソクよりは和ローソクの方が、煤(すす)の性質上、よいとのことです。 | |
|
|
| 9.仏壇の荘厳 |
|
|
| 11.仏花の意味 |