| 原文 | 奉請彌陀如來 入道場 散華樂 奉請釋迦如來 入道場 散華樂 奉請十方如來 入道場 散華樂 | |
|---|---|---|
| 和訳 | 弥陀如来を請じたてまつる、道場に入りたまえ。 釈迦如来を請じたてまつる、道場に入りたまえ。 十方の如来を請じたてまつる、道場に入りたまえ。 | |
| 出拠 | 善導大師 『法事讃』上巻「行道讃梵偈」 | 『真聖全』1・575-4 |
| 備考 | 『梵唄集』所載の「五会念仏略法事讃」の「散華楽文」に依り、「三奉請」と改称した。 『梵唄集・龍谷唄策』所載の「五会念仏略法事讃」では、「散華楽文(三奉請)」までに、「総礼伽陀(先請伽陀)・云何梵・云何唄・讃請文」が入り、「散華楽文」の本文は「奉請釋迦如来入道場散華楽・奉請十方如来入道場散華楽・奉請弥陀如来入道場散華楽・奉請観音勢至諸大菩薩入道場散華楽」である。 | |
| 原文 | 南无阿弥陀佛 南无阿弥陀佛 南无阿弥陀佛 南无阿弥陀佛 南无阿弥陀佛 | |
|---|---|---|
| 和訳 | 略 | |
| 出拠 | ||
| 備考 | 『梵唄集』所載の「五会念仏略法事讃」の「五会念仏」をそのまま採用。譜については二門偈作法の「念仏」参照。なお『声明品集』に「五会念仏」として十句の念仏が見えるが、譜は現行のものではない。 「五会念仏」は、念仏を第一会では平声緩念(平調)、第二会では平上声緩急念(平調)、第三会では非緩非急念(下無調)、第四会では漸急念(双調)、第五会では四字転急念(黄鐘調)の五段階に分けて唱えるもので、中国唐代の僧法照が制した勤行式である。本願寺派のこの念仏は「第一会平声緩念」である。 | |
| 原文 | 如來尊號甚分明 十方世界普流行 但有稱名皆得往 觀音勢至自來迎 | |
|---|---|---|
| 和訳 | 如来の尊号ははなはだ分明なり、十方世界にあまねく流行せしむ。 ただ称名するのみあつてみな往くことを得、観音・勢至おのづから来り迎えたまふ。 | |
| 出拠 | 法照禅師 『五会法事讃』『称讃浄土経』に依りて造られた偈 | |
| 引用 | 宗祖 『唯信鈔文意』 | 『真聖全』2・621-9/『註釈版』699-10 |
| 備考 | 『梵唄集』所載の「五会念仏略法事讃」の「誦讃偈」中の最初の甲様の句を、本文・譜ともにそのまま依用したもの。『梵唄集』の「五会念仏略法事讃」には、甲・甲・乙・乙・甲の五種がある。譜については浄土法事讃作法の「誦讃」参照。なお『声明品集』に、現行の甲様「如来尊号…」の御文が「尊号讃」として見える。 | |
| 原文 | 五濁修行多退轉 不如念佛往西方 到彼自然成正覺 還來苦海作津梁 | |
|---|---|---|
| 和訳 | 五濁の修行は多く退転す。念仏して西方に往くにはしかず。 かしこに到れば自然に正覚を成ず。苦海に還来して津梁とならん。 | |
| 出拠 | 宗祖 『教行信証』行巻 『阿弥陀経』に依りて造られた頌 | 『真聖全』2・24-8/『註釈版』172-11 |
| 備考 | 『梵唄集』所載の「五会念仏略法事讃」の「誦讃偈」中の最初の乙様の句を、本文・譜ともにそのまま依用したもの。なお『声明品集』に、現行の乙様「五濁修行…」の御文が「津梁段」として見える。 | |
| 原文 | 彌陀願行廣無邊 非濟群生不盡憐 惣欲化令歸本國 衆生罪業共無縁 (以下略) | |
|---|---|---|
| 和訳 | 略 | |
| 出拠 | 法照禅師 『五会法事讃』下巻 | |
| 備考 | 『梵唄集』所載の「五会念仏略法事讃」の「荘厳讃」を、本文・譜ともにそのまま依用したもの。『梵唄集・龍谷唄策』の「五会念仏略法事讃」には、「荘厳讃」の前に「嘆仏讃」が入る。「荘厳讃」の元の譜は「法事讃」のものである。なお『声明品集』にも「極楽荘厳讃」として見える。 この譜は「正信偈」行譜の「善導独明仏正意」からの元譜である。また本山のみで依用される「正信偈」真譜は「荘厳讃」の譜で唱えられる。 | |
| 原文 | 願以此功徳 平等施一切 同發菩提心 往生安樂國 | |
|---|---|---|
| 和訳 | 願はくはこの功徳をもつて、平等に一切に施し、 同じく菩提心を発して、安楽国に往生せん。 | |
| 出拠 | 善導大師 『観経疏』玄義分 「帰三宝偈」終わりの4句 | 『真聖全』1・442-2/『註釈版』1453-1 |
| 備考 | 『梵唄集』所載の「五会念仏略法事讃」の「回向」を、本文・譜ともにそのまま依用したもの。譜については広文類作法の「回向」参照。 | |